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Everyday is the best day of the year ;) と思うことにしよう。うん。

ベトナム

National Foreign Language 2020 Project
http://nfl2020forum.net/index.php/nfl2020-project-description

...The mission of NFL2020 is to build Vietnam’s foreign language (mainly English) teaching and learning capacity and to implement Government’s Decision 1400 (2008) “to renovate the teaching and learning of foreign languages within the national education system” (Article 1.1, Decision 1400).

 

Tasks and Solutions

 • Establish a proficiency framework compatible with the CEFR

• Implement compulsory English programs beginning in grade 3 with benchmarks of A1 for primary, A2 for lower secondary, and B1 for upper secondary, college and university graduates.

• Teach math and science in English in upper secondary schools

• Teach courses in English at selected regional and national universities

 

• Improve teachers’ performance in language proficiency and methodology

 

ベトナムの言語教育政策
http://www.tufs.ac.jp/common/fs/ilr/EU_kaken/_userdata//haida1.pdf

1.外国語教育は学校教育のどの段階で始まりますか。

初等教育の第6学年から始まる。ハノイのような大都市では第1学年(6歳)から英語が始まるが、全国一律ではない。

2.初等教育中等教育ではいくつの外国語が現在提供されていますか。また、それらは必修ですか。

初等教育は英語のみで、選択である。これは、十分な語学教員の確保が困難であるからである。それゆえに、必修ではなく選択なのである。中等教育では外国語は必修である。提供される言語は主として英語で、わずかに日本語、中国語、フランス語などが提供されている。いずれにしても生徒・学生の98%は英語を選択している。

 

3.ベトナムの学校教育にCEFRを導入した主な理由は何ですか。

2001年にベトナムで教育改革があった。当時の調査では、第12年生(日本の高校3年生)の英語力がB1レベルであり、大学4年生がB2レベルであった。同年にCEFRに関するカンファレンスがULISで開催され、その後CEFRを国際基準の指標として取り入れることになり、教員志望者の大学卒業時の必須レベルはC1とされた。但し、2008年の段階で、調査結果によると小学校教員の英語能力はB2レベルであった。

5.CEFRの導入に際して、教員たちの反応はどのようなものでしたか。

英語学科やヨーロッパ系言語の学科では問題なく受け入れられた。しかし、何人かはすでに国家資格で教員の資格を得ているのに、いまさらCEFRで能力を測られると仕事を失うのではないかと心配した教員もいた。また、アジア系言語の教員(たとえば日本語教員)の中に不満を持つ者がいた。日本語能力試験のように、すでに能力評価試験があるのにCEFRは必要ないというのが理由であった。

 

10.「学習指導要領」の英語版はありますか。

ある。ベトナム語と英語の両方がある。

11.少なくとも2つの外国語を学ぶことが近隣諸国との平和な関係を構築できるとするEUおよびCEFRの理念に関して、どのように思いますか。

状況によると思うが、近隣諸国の言葉を学ぶことが平和構築に結びつくとはあまり思えない。ただ、言語教育は極めて政治的な側面もある。たとえばベトナムの国家言語政策に ‘English 2020 Project’というのがあったが、フランスやドイツなど、英語国以外に配慮して、今は ‘Foreign Language 2020 Project’と名称変更がされている。実際は98%が英語を選択しているにもかかわらずである。

13.日本では、ほとんどの人にとって外国語とはアメリカ英語のことになりますが、ベトナムではどうですか。

ベトナムでは「英語」は「英語」でしかない。また、自分たちが話すベトナム式英語もあまり気にしない。あえて言うなら ‘International English’だ。

14.日本では、経済状況が英語の会話能力の特段の向上を求めますが、ベトナムでは英語教育においてどのような技能が重要であると考えられていますか。

日本と全く同じだろう。コミュニケーション能力が求められ、とりわけ、リスニングとスピーキング能力が重視されている。

15.日本では、早期英語教育に対する批判があり、子供たちは外国語を学ぶ前に日本語を十分に学ぶべきであると言われていますが、ベトナムではどうでしょうか。

日本と同じである。状況は少しずつ早期英語教育推進に変わって来ているが、外国語の前に国語としてのベトナム語を学ぶべきだという意見は根強い。

 

English teaching: Universities strive for “Vietnamese int'l standards” 2013.12.3
http://m.english.vietnamnet.vn/fms/education/90540/english-teaching--universities-strive-for--vietnamese-int-l-standards-.html#